TPPって?
TPP ニュースでよく耳にしますよね。
環太平洋パートナーシップ ともいいます。
農業を営む方たちにとっては少なからず気になるトピックかと思います。
輸出・輸入の際にかかる関税を段階的に引き下げ、
自由貿易を推進することを主な目的としています。
2020年7月現在、アメリカを抜いた11カ国が参加していますが、それぞれの国で設定していた関税を引き下げ、または無くす。そしてもっと自由に貿易にし、経済発展を促す、、、という指針で動いています。
そうなると、、、
海外産の農作物が輸入され、消費者が安価で購入できるようになる、
というメリットはありますが、
広大な農地で大量生産された安価な農作物が輸入されることによって、
日本の農業はどうなる!?
という懸念もあります。
日本の農業従事者は66.8歳。
これまで販売は業者におまかせしてきたでしょう、そういう構造で経済がまわっていたはずですし、現代のように販売ツールが多岐に渡っていたわけではありません。
ある程度足並みをそろえられていた農業(農家)が競争化することを考えると、零細農家、中小農家の離農率はさらにあがるのではないでしょうか。
また、当然農家数が減っていくので、中間業者などの存在理由が今と同じではなくなってしまうでしょう。
本当に真面目に農業に取り組んで、本当に美味しく安全なものを
作ってきた農家や畜産の方々が衰退していくのは悲しくもあり、
また私達世代がSNSやネットを通じ、世界へ日本の農業や畜産を広め、発信していかなくてはいけないと思います。
2020年に入り色々な事がありました。
日本や世界の常識やルールが一気に変換され新しい時代が来たように感じます。
農業や畜産などもまた、ビジネスとして新しい時代になってきました。
代々受け継いだものを守ったり、新しく挑戦したり、皆日本の食を守るために新たな
フェーズで戦っていると感じており、そしてそれが未来の子供たちへ
繋がると信じています。
ではまた。